2006年08月
2006年08月31日
栃木県からの縮毛矯正のお客さま
先日、ブログにコメントいただきました、栃木からのお客様です。
ヘアカラーやパーマの傷みによる乾燥と、クセ毛の広がりに悩まれていらっしゃいました。
くせ毛で悩んでいるかたは、とても多いと思います。
縮毛矯正をしても、ベースの髪にダメージがあると、伸びきれず「ボワっと」広がりが残ってしまったり・・・
以前に縮毛矯正で失敗したことがあるかたは縮毛矯正恐怖症になってしまったり・・・
縮毛矯正は、正確な施術で、適した薬剤で施術すれば、決して恐いものではありません。
でも、間違ったやり方をしてしまうと、とんでもないことになってしまいます。
場合によっては、「やる前のが良かった・・・」 となってしまうこともあります。
先日来ていただいたお客様もコメントいただいたときは、僕も「どんな状態なのだろう・・・」 、「遠くから来ていただいて、ダメージの度合いが改善不可能な状態だったら縮毛矯正の施術ができず申し訳ないなぁ」、と思っていました。
このような、髪の状態の時は、通常のアルカリの縮毛矯正剤ですと、還元作用(クセを伸ばす作用)より、アルカリ軟化(本来は、還元剤が浸透しやすいようにするためのアルカリ)が先に進んでしまい、ダメージによっては「トロトロ」に軟化してしまって、乾くとスチールウールのようなチリチリ状態になってしまいます。
チリチリになると、もう伸びるのを待つしかないのですが、傷んでいても、「クセが多少残っている状態」であれば、少し良くなる可能性は残っています。
酸性の縮毛矯正(内容成分の還元剤は数種あります)ですと、アルカリでの傷みを加えないでクセを伸ばせますので、ダメージヘアーの場合はとても良いです。
※上記のチリチリの状態で、濡らしたときにも「完全に真っ直ぐ」な状態は、還元剤も過剰に作用している状態ですので、そっとしておくしかありません。
でも、たいていの場合、髪全体で、部分部分状態が違い、「サイドと表面は改善が無理でも、バックや内側は改善の余地が残っている」、場合もありますので、ご相談ください。
ブログの写真は仕上がりで、ハンドドライした状態です。
還元にお時間がかかったのですが、きれいになってよかったです。
「どのくらい良くなるか?」はやってみないとわからないのですが、「現状のまま過ごすより、ずっといい」場合も多いですので、クセやダメージで悩んでいるかたは、ぜひご相談ください。
さなきさま
クセや傷みに同じように悩まれているお客様もいらっしゃると思いますので、クセの状態のお写真も使わせていただきました。ご協力ありがとうございました!
2006年08月30日
りょうこさんのデジタルパーマのご質問
パーマをかけて約半年が経ち、ほとんどとれてしまったので今度はデジタルパーマに初挑戦しようかなぁと思っています。
最近はずっとカラーをしていないので、黒髪なのですが、若干パサつきが気になります。
普通のパーマは、パーマとカラーを同時に行うことが可能のようですが、デジタルパーマとカラーを同時に行うことは可能でしょうか?
また、期間をあけて行う場合は、どちらを先にしたらよいのでしょうか?
出来るだけ髪が傷まないようにしたいので、どうかアドバイスお願いいたします。


2006年08月27日
ウィッグにデジタルパーマ?!
遠く、埼玉県の坂戸市の先の方から来てくださいました、テイルズ〜のコスプレウィッグカットのお客様。
耐熱の化繊ウィッグでツルツルした髪質でしたが、下の方をフワッとさせたいということで、デジタルパーマの機械でセットしてカールをつけてみることにしました。
耐熱ウイッグと言えども、コテ(カールアイロン)は危険…
低温で温度設定ができるデジタルパーマなら大丈夫かな?
ということで、ウィッグで初デジタルパーマにチャレンジ!
(ん? デジタルセット?・・・笑)
クルンとカールが出来たので軽くブローで延ばしてフンワリ。
もちろん、パーマでなく、セットですので洗うと元に戻ります。
(^O^)遠くからありがとうございました。 またぜひお待ちしてま〜す!
2006年08月25日
2006年08月24日
縮毛矯正の中学生さん
中学生の女の子がインターネットで縮毛矯正のことを調べて、船橋市から一人で来てくれました。
縮毛矯正を何回もしていて、「傷みやすい」「伸びにくい」という悩みがあったそうです。
髪質は細くねこ毛で、でもクセ毛は強めです。
通常の縮毛矯正の薬液だと、アルカリが先に作用してしまい、クセが伸ばす役目の還元剤が充分効く前に次のアイロン工程に入ってしまうため、くせが伸びずに傷んでしまうように見受けられました。
ご来店は初めてでしたので、弱酸性の縮毛矯正剤で、アルカリ膨潤させずに、じっくり還元してクセを伸ばしました。
サイドは還元が100%進んでも、部分部分で90%〜95%までしか届かず(作用が遅い部分は促進を進めるように対処しても)、100%まで到達しないところがあり、そこは次回に繰り越すとサイドの傷みが出にくい、お話をしました。
中間部分の、過去の伸びきれていないところも時間差で、薬液をほんのり塗布ししたので、クセの残りはほとんどなくなり、きれいになりました。
このように、100%(クセが伸びるちょうど良いタイミング)まで早く到達する部分は、遅く到達する部分より傷みやすいため、遅い部分に標準を合わせると、傷みやすい部分は最適ラインの100%を超えてしまいます。
作用が早い部分に標準を合わせ、遅い部分の作用を早めるようにして、それでもなおも追いつかない場合は、不足分は次回にくり越すと、傷みはほとんど感じません。
年齢にかかわらず、クセ毛の悩みは皆さんお持ちのようですね。
「髪の傷み」は、期間はかかりますが、傷みの少ない薬液で正しく縮毛矯正し、新生部を大切して毛先から切っていけば必ず無くなります。
縮毛矯正の傷みに悩んでいるかたも、サラサラ体験ぜひして欲しいです。
2006年08月23日
コテパーマと低温縮毛矯正
コテパーマというものも出ていますね。
以前に縮毛矯正で、熱面が湾曲(カーブ)しているアイロンでかけるものが流行りました。
でも、実際カールが付くのは、「シスチン結合が100%還元※(クセ毛がきれいに伸びるというレベルの100%)されていない状態」=「70〜90%の還元で止めて、アイロン(カーブアイロン)工程に入る」
この条件が揃っている場合のみです。
※還元=髪の中身のタンパク質の結合をほどいて、パーマや縮毛矯正がかかるようにすること
アイロンの面が湾曲していても、100%以上還元されてしまっていては、実際は毛先はストレートになってしまうのです。
メーカーの開発上の理論では、酸化再結合(熱+2剤)前に、髪にカーブをつけておけば、毛先はカーブして内巻きの縮毛矯正ができるというものでした。
普通にストレートに伸ばす縮毛矯正でも、髪は部分部分で還元速度が違うため、上記の100%の還元を、フロント、サイド、バックすべての部分にとって均一にするのは、かなりの注意力が必要です。
時には、先に還元してしまう部分に合わせ、還元スピードが遅い部分は90%の還元で止めておいて、次回に100%まで持っていくということも必要です。
このように、ストレートの縮毛矯正の場合は、100%を常に超えないように、還元することは、1剤の時間や塗布量をコントロールすれば、可能です。
しかしながら、上記のように全部の部分を70〜90%に還元を保ち、超えないようにする(数回の矯正の中で、1度でも毛先に1剤を重ね塗りしてしまっては、100%を軽く超えてしまいます)のには、
「縮毛矯正を初めてするかた」「縮れた縮毛ではないかた」「2回目以降だとしても、前回までの毛先の還元が70〜80で止まっているかた」など、微妙な条件が揃わないと難しいことです。
デジタルパーマをきれいにかけるにも同じようなことが言えますが、デジタルパーマの場合は、コテパーマ(カールアイロン)の半分以下の温度で、10〜15分間、一本一本のスライス幅は小さく、数回の回転数を確保し、加温しますので、100%〜110%くらい還元されていても、アルカリ膨潤が過剰でなければ、なんとかパーマはかけられます。(もちろん酸性の薬液で過膨潤させないようにします)
一本一本、ヒートロッドを巻く際にも水分のある状態の時に充分トリートメントやケラチンPPT、コラーゲンPPT(タンパク質の粒子の細かいもの)を補って熱から守られるように施しますので、アイロンを使うコテパーマよりきれいにカールがでます。
アイロンの髪の接点が少ない「低温縮毛矯正」も、1剤のアルカリ過膨潤があっては、「柔らかい仕上がり」が単に「コシの損なった仕上がり」になってしまいます。
今考えているのは、低温アイロンと弱酸性縮毛矯正の融合です。
低温といっても、凹凸のあるアイロン熱面で挟み、軽いプレスでテンション(ピーンと張ること)が入り、結果的に髪に凹凸面の角で髪をならすので、接点が少なく、過剰に加熱しすぎないという仕組みです。
凹凸の角で、太く硬い髪も、ならされ、柔らかくなるという原理と、過剰に熱が加わりにくいため、タンパク質の熱硬化が出にくいという原理なのですが、軟毛への課題が残ります。
ストレートの熱面ならではの、鏡面のようなツヤ感も捨てがたいです。
よく「低温縮毛矯正は40℃」と歌われていますが、これは少し過大広告で、40℃では実際、熱による髪内部の再結合は成し得ません。
実際に、低温縮毛矯正の低温アイロンを試してみると、髪が2〜3秒後には40℃くらいになりますが、熱面は倍以上の温度があります。
でも確かに軽いタッチでテンションはかかりますので、弱酸性縮毛矯正と合わせれば、新しい風合いが表現できそうな気がします。
僕たち美容師は、新しいメニューの導入の際、メーカーからの広告を鵜呑みにしてはいけないと思います。
フェアーな目で見て、なおかつ、固定概念を良い意味で崩しながら、実験し、体感し、独自のノウハウを持ちながら、新しいメニューを開拓していかなければなりません。
既にあるメニューも、毎日毎日ノウハウの蓄積がありますので、以前よりは現在の方が進化していると思います。
髪により良い技術、素敵なヘアスタイルをいつも追求して行きたいとVIVACEは考えています。
2006年08月19日
デジタルパーマも弱酸性で
今日から、夏休みが終わって営業再開いたしました。
昨日今日と、日差しが強いですね。
お肌は紫外線対策されると思いますが、髪も紫外線にさらされてダメージを負ってしまいますね。
髪の傷みが少ない時は、髪の中身の栄養分も流れにくいです。
最近では、デジタルパーマでも、縮毛矯正同様、なるべく弱酸性域でかけてます。
これによって、キューティクルも壊れにくく、間充物質も変質したり流れ出たりが少ないです。
水々しさも残るので、髪が超丈夫な方以外は、弱酸性の還元剤(1剤)でデジタルパーマをかけるのをおすすめします。
リタッチ(新しく伸びたところだけ薬をつける)でデジタルパーマをかけていけば、傷みもより少なくしていけます。
縮毛矯正も、デジタルパーマも(カラーもパーマも)、傷んでしまっては切るしかありません。
極力傷めずにかけていくことがとても大切です。









