弱酸性・・・ボトルの下に小さく、「すすぎの時の液が弱酸性です」って、じゃぁ製品そのものは何性・・・?中性?
でもボトルの上には大きく「お肌に優しい弱酸性」って書いてあるし・・・。

「弱酸性・・・」。シャンプーなどのコマーシャルで最近よく聞きますし、VIVACEの「弱酸性パーマ」「弱酸性縮毛矯正」も弱酸性。

でもちょっと冷静に考えてみたほうがいいかもしれません。

シャンプーや洗顔料などで一番肌に影響するのは、基剤つまり洗剤の元です。

洗剤の元を「界面活性剤」といいますが、たとえばシャンプーの基剤では、安価な強めの石油系合成界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、ほか多数)より、アミノ酸系界面活性剤(ココイルグルタミン酸塩 ほか多数)の方が比較的、髪や肌には優しいです。

でも最近は、これらにクエン酸を入れて、「単にpH(ペーハー)が弱酸性」にして「髪にやさしい弱酸性!」っていう商品が多いのです。

強い界面活性剤でも、液性が弱酸性だと肌に優しいのでしょうか・・・?

●「弱酸性が肌に優しい」というのは、そもそも肌の等電点(肌が一番良い状態のpH。この状態が弱酸性)からきています。

健康な肌には、元々「アルカリ中和能」という、皮脂や汗で肌を弱酸性に保って細菌などの感染を防いだりする機能があります。

多少のアルカリ(たとえば石鹸などのアルカリ)は、皮膚の「アルカリ中和能」で中和されます。

●ここで混乱するのは「pH」と「アルカリ度」。
・石鹸はpHは高いですが、アルカリ度は低いので、すぐに中和されます。(肌にそんなに悪くない)
・通常のパーマ液などはpHはそれほど高くないのですが、アルカリ度は高いです。こちらはなかなか中和されません。(肌に負担かかる)

pHが高いアルカリが「少し」か、pHの低いアルカリが「たくさん」か、の違いです。(詳しくは、何ヶ月か前のこちらのブログを参照。)

●一歩離れて考えてみますと、アトピーの方や、皮膚の過敏な方は、実は石鹸を使っていらっしゃるのです。

シャンプーも、体を洗うのも。アルカリ性の石鹸です。(正確にいいますと、アルカリがどう、という概念ではなく、合成洗剤より石鹸素地のが肌に優しいため)

石鹸くらい弱いアルカリは、角質を浮かしてくれたり、良い面もあります。

●・・・ということは、「弱酸性」が「良い」っていうのと、ちょっとズレています。

ちなみに、vivace の「弱酸性パーマ」「弱酸性縮毛矯正」は、システアミンという、分子量の小さくてアルカリで髪を膨潤させなくても髪に還元作用(パーマをかける)させるパーマ液という意味です。

従来の「弱酸性パーマ」は、通常の還元剤「チグリコール酸塩のパーマ液」の液性を弱酸性にしたもので、チグリコール酸塩は分子量が大きく、アルカリを入れないと髪に浸透しにくい(パーマがかかりにくい)のですが、それを承知で酸性にしたものです。(非常にかかりが弱い)

●「アルカリイオン水」「アルカリ性食品」など、アルカリブームもありましたが、今は「弱酸性ブーム」なのかもしれませんね。

でも、単語の意味やイメージが先行してしまうと、CMや広告に惑わされてしまいます。

肌が弱い方などは、身をもって知って、選択していらっしゃると思います。

肌にトラブルのない方は、どうしても広告のキャッチフレーズにのってしまいがち・・・。もちろん、広告のうたっている通り、良い商品もあると思います。

●ほんとうに良いものって意外とシンプルなパッケージだったりするんですよね。

・・・って長くなっちゃいましたが、洗顔料の下に小さい時で「※すすぎの時の液が弱酸性です」・・・って書いてあったの見て「ムム?」っと感じたことを書いてみました。

http://www.hair-vivace.com