レイヤーの理想
レイヤー(段)の理想
ここでいうレイヤーは、ヘアスタイルでの「レイヤースタイル」という意味ではなく、毛先の質感や、表面から裾までのつながり、上の髪とすぐ下の髪とのつながり、をいいます。
髪には、重い髪、軽い髪、太い髪、細い髪、直毛、くせ毛・・・いろいろ特徴があります。
テーパー(すき方)も、髪質に合わせて、おさまりを見ながら調整していきます。
量と、膨らみと、動きを、確認しながら。
なので、レイヤーをカットする場合(ショート以外は)、ほとんどの場合ドライ状態でカットします。
荒くすいてしまうと、ほうきのようにパサパサした質感になってしまうし、パツンと横向きにすいてしまうと量は減ってもペンキのハケのようにケバケバしてしまいます。
レイヤー(階層という意味でも使う言葉)は、その一つ一つは、隣と隣のつながりなのですが、上下だけでなく左右のつながりも斜めのつながりも大切です。
なので本当は、美容学校や、美容室のマニュアルで習うカット技法には、矛盾があるのです。
上下、左右の展開図では、書き表せないからです。
彫刻のように、削りたい部分は削り、残したい部分は残していかなければなりません。
また、人の髪ですと、個々でクセがあったり、毛流があったり、硬毛・軟毛、骨格の凹凸、etc・・・いろいろ条件がありますので、その状態を「見て」「感じて」カットしていかないといけません。
なので、彫刻や、木彫りのようなイメージが近いのです。
あとは、お客様のご希望とのミックスですね。
やはり、お客様の好みも重要ですので。
一人一人、オーダーメイドで、ヘアーを作っていくので、毎日毎日違う気持ちでお仕事できるんですね。
何年お仕事やってても、毎日なんらかの発見があります。
スタッフもたくさんいるので、お互いにいい部分を発見しながらキャリア関係なくお仕事できたらいいなぁと思います。
それには、やわらか頭でスポンジのように吸収していないとダメですね。
ポンプのように、吸い込むような吸収力をいつも持っていたいです。
どんなお仕事でもそうですが、「吸収力」と「感性」は、進化していく上で重要ですもんね。

