
オレンジがかった髪の色を、アッシュっぽくしたい場合・・・
アッシュだけでなく、時には、マットも使いながら、色を合わせます。
※ アッシュ: 青紫の色素の入ったカラーです。黒髪に明るめのアッシュを入れると、赤味や黄味の少ない柔らかいベージュ系ブラウンになります。
※ マット: 青緑の色素の入ったカラーです。黒髪に明るめのマットを入れると、赤味の少ない黄色寄りのオリーブ系ブラウンになります。
自毛に、赤い色素が少ない方は、そのまま新生部にアッシュを入れても、そのままアッシュの色は出ますが、自毛に元々赤い色素が多くて、オレンジ系になりやすい方には、あえて根元はマットを使い、赤味を抑えて、アッシュに近づけます。
中間〜毛先につけるカラー剤は、その状態によります。
1、中間〜毛先が、明るめのオレンジ系の場合、赤味を減らすために、毛先にもマットを使って、アッシュに近づけます。
2、中間〜毛先が、明るめの黄色系の場合、マットを使うと緑寄りになってしまうので、アッシュを使います。
金髪に近いくらい明るい場合は、アッシュでも、緑に寄ってしまうこともあるので、場合によっては、暖色系ブラウンをちょっとだけアッシュに加えて、グリーンに寄りすぎないようにする時もあります。
これは、アッシュと言っても、その方その方によって、グリーン系アッシュを望んでいる場合と、マイルドなベージュ系のアッシュブラウンを望んでいる場合とがあるからです。
ここで・・・ アッシュと書いていて、「そういえば、漠然としたイメージのカラーだな〜」って感じてしまいました。
赤味や黄味の少ない柔らかいベージュ系ブラウンもアッシュと言いますし、オリーブががった深めのグレーもアッシュと言います。
ゲゲゲの鬼太郎のウェンツ君みたいな色もアッシュだし、小室KEIKOさんのシルバーみたいな色もアッシュと呼びます。
ですので、お客様の求めているニュアンスをよくキャッチしないといけないですね。
本来のアッシュの意味は、「灰」という意味です。
これは、おそらく、ヘアカラー剤の特徴を、そのままネーミングしたからでしょう。
たとえば、金髪を通り過ぎて、薄いクリーム色や白まで、脱色して、薄めの青紫(色素量の少ないアッシュ)のヘアーカラーを施すと、シルバーやグレーになります。
実際は、白髪に、アッシュのカラーを入れると、薄い青紫に染まるのですが、上記のイメージで、「アッシュ=灰」というカラー名になったのだと思います。
シルバーや、グレーにしたり、赤味、オレンジ味を抑えたりするのは、「補色」という色関係の働きによります。
画像の中で、対面の色同士は、互いに打ち消し合う働きをします。
これによって、好みの色に補正したり、シルバーやグレーのような特殊な色にしたり、が可能です。
(シルバーやグレーは、すんごい傷んでしまうのでダメージは割り切らないと出来ないですが・・・汗
)
ここで、ちょっと疑問が生まれます。
表によると、オレンジを消すには、ブルーでは?
たしかにそうですよね・・・
でも・・・これは、経験上なのですが、オレンジにアッシュを乗せても、オレンジが薄っすら残ってしまうんですよね。
やはり、マットで、「赤味を消す」ということをしないと、オレンジは残ってしまいます。
同じように、自毛にもともと赤い色素を多く持った方に、新生部にアッシュを入れても、オレンジ系になってしまうこともあるのです。
やはり、それを予測して、あらかじめ新生部には、マットを使ってオレンジ味が出ないようにする必要があります。
日本人は、赤味をもった髪の方が多いので、普段から、それを考慮してカラーを調合しています。
明るさや、色味、チャート表そのままでは上手く希望の色が出ないんですよね。
その方その方で髪の色素は違うので、それを補正しながら、カラーを調節するごとが大切で〜す。 (^o^)

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