縮毛矯正で、酸性タイプの薬ではどうしても伸びが悪い方が時々いらっしゃいます。
一段強めの、弱アルカリのタイプを上乗せしていくか、ダメージを進行させないように無理せず次回の施術に繰り越して、伸びにくい部分は還元(※1)が8割〜9割で次のアイロン工程に入るか、葛藤があります。
髪の細い傷みやすい部分(※2)は、過去の縮毛矯正やカラーのアルカリ過膨潤(※3)で傷んでいることが多いので、とてもデリケートです。
新生部とダメージ部分のつなぎ目は、あらかじめトリートメントでプロテクトしても、長い時間還元させるにはリスクがあります。
また、還元が遅い部分には、あらかじめ薬を先に付けたり、多めに上乗せしていくのですが、どうしても浸透スピードの差が縮まらない場合があります。
縮毛矯正している方は、セミロング〜ロングの方が多いので、1回1回の施術で傷めないようにすることはとても重要です。30センチの髪は、過去2〜3年の施術の影響が出ますので。
できれば、あとあとの髪のサラサラ感や、潤い感、自然な弾力、ツヤ、を重視して、デリケートな部が適正に還元されていれば、還元しづらい部分は残りの若干のクセは次回に繰り越すことをvivaceでは提唱しています。
それにより、縮毛矯正が「傷むもの」ではなくて、クセ毛で悩んでいる方が安心してかけられるとても良いメニューに成り得るのではないかと考えています。
定番メニューほど、安易に考えられがちです。
傷みで「その日」だけでなく、その後ずっと悩んでしまうのは、美容師ではなく毎日スタイリングするお客様ですので、vivaceにご来店された日は、その後数ヶ月の重さがあり重要に考えています。
多少お時間もかかり、費用もかかりますが、髪は、大切に施術すれば答えてくれます。
傷んでいるかたもちょっと長めのスパンで治してみてください。
※1、髪内部の結合を切り、クセをほどくこと。
※2、フロント・サイドは髪が細く還元が早いので、バックの還元しずらい部分に時間を合わせると、フロント・サイドが先に傷んでしまいます。
※3、アルカリで髪を柔らかくし、クセを解くための還元剤が染み込みやすいようにすること。過剰な膨潤は髪をザラザラにしてしまいます。

これから、空気も乾燥する季節になってきますので、髪に潤いを与えながらしっかりヘアケアしていきましょう。

